ミヤマセセリ
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ミヤマセセリ 【Erynnis montanus】
サイズ : 15mm ~ 22mm
分 布 : 北海道 ・ 本州 ・ 四国 ・ 九州
時 期 : 3月 ~ 5月
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早春の雑木林を飛ぶ春の使者、ミヤマセセリ。
北摂地域では3月中旬くらいから姿を見せ、
4月末頃には、ほとんど見ることができなくなります。
六甲山等、ある程度の標高がある場所でも5月中旬頃までしか会えません。
成虫越冬する種とは違い、この子は幼虫で越冬し、
早春にいっせいに成虫になって現れます。
虫好きにはシーズン到来を告げる、春の使者なのです。(たぶん)
日当たりの良い里山の地表をせわしなく飛び、
翅を広げて地面にとまります。
3月は花もまだ少なく、小径で吸水しているところをよく目にします。
そのせいか、新緑や花のない地味な図柄になってしまいます。(^_^;)
セセリチョウの仲間ですが、翅を広げてとまります。
新緑より早く現れ、新緑が終わる頃に消えていく不思議な蝶です。
エキゾチックな模様をしていると思うのですが、
落葉に紛れるとなかなか見つけられません。
この日は3頭に会いましたが、なぜか男の子ばっかりでした。
毎度おなじみのお食事中のお顔。
長いストローで地面の水を吸っています。
美しい蝶ですが、この時期は地味な写真ばかりになってしまいます。
ピンクのお花とツーショット。
この子は前翅の白帯の色彩が濃いので女の子です。