北摂いきものブログ

北摂地域(大阪府北部、兵庫県南東部)を中心に、自然で出会った仲間たちのブログです

コオニヤンマ

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コオニヤンマ  【Sieboldius albardae

 

サイズ : 75mm ~ 95mm
分 布 : 北海道 ・ 本州 ・ 四国 ・ 九州
時 期 : 6月 ~ 9月★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

 

 

夏が本格的に始まると現れるコオニヤンマ。

小型のオニヤンマということで、「コオニヤンマ」と名付けられました。

しかし、実際は、どこが「小」やねん!と突っ込みたくなるくらいデカいです。

しかもこの子はヤンマ科ではなく、サナエトンボ科です。

 名前を付ける時に、もうちょっと考えてほしかったなぁと思います。

北摂では、ほぼ毎年出会える子で、今年も会えてホッとしました。(^O^)

 

 

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 2021年 7月 (兵庫県猪名川町

複眼が離れているのがサナエトンボ科です。

オニヤンマ等、ヤンマ科の子は複眼がくっついています。

  

 

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 2021年 7月 (兵庫県猪名川町

上の写真と同じ子。

梅雨明けの晴れた朝に出てきてくれました。

 

 

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 2021年 7月 (兵庫県猪名川町

上の写真と同じ子。

真上から撮ってみました。首をかしげたみたいでかわいいです。

 

 

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 2010年 7月 (兵庫県猪名川町

地面で何かがのた打ち回っていたので見に行くと、

コオニヤンマと大きな蛾(オオミズアオ)の壮絶なバトルが

繰り広げられていました。

 

 

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 2010年 7月 (兵庫県猪名川町

毛だらけになった顔が、戦いの凄まじさを物語っています。

生きることの大変さを感じさせられた日でした。

モンキゴミムシダマシ

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モンキゴミムシダマシ  【Diaperis lewisi lewisi 

 

サイズ : 5mm ~ 8mm
分 布 : 北海道 ・ 本州 ・ 四国 ・ 九州
時 期 : 5月 ~ 10月
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朽ちた倒木に生えたキノコに集まるモンキゴミムシダマシ

梅雨時期に雑木林を歩くと、意外とキノコを食する昆虫が

多いことを知らされます。

この子も1cmにも満たない小さな子ですが、集団でキノコ食堂にいました。

食べ物に囲まれている世界はどんな気分なんでしょうね。

 

基本的にキノコが生える場所は、日陰で湿度が高い場所です。

出会えるのは嬉しいですが、写真撮影は苦手です。(>_<)

地面に這いつくばい、滝のように流れる汗を拭きながら、

無理な態勢でブレないようにカメラを保持し、

そして何よりも、誰も通りかからないことを祈りつつ。(笑)

 

 

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 2021年 7月 (大阪府豊能町

白いキノコにいた子。触角の形状がかわいい。

 

 

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 2021年 7月 (大阪府豊能町

上の写真と同じ子。

明るい場所で見ると、オレンジの部分がもっと美しいです。 

 

 

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 2021年 7月 (大阪府豊能町

翅には光沢があって、自分が映り込んでしまいそう。

 

 

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2021年 7月 (大阪府豊能町

こうして見ると、頭部の半分くらいが眼になっています。

 

 

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2021年 7月 (大阪府豊能町

たくさん集まっていました。

 

 

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2021年 7月 (大阪府豊能町

この後2頭ともキノコの裏側に隠れてしまいました。

クビアカトラカミキリ

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クビアカトラカミキリ  【Xylotrechus rufilius】

 

サイズ : 10mm ~ 13mm
分 布 : 北海道 ・ 本州 ・ 四国 ・ 九州
時 期 : 5月 ~ 8月
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胸部がやや大きく赤いクビアカトラカミキリ。

北摂地域では、梅雨入り頃から盛夏にかけて見られる子です。

どちらかと言うと、トラカミキリの仲間では遅めの発生です。

昆虫的に言うと、正確には「クビアカ」ではなく「ムネアカ」ですね。

 

この子も倒木や伐採木に集まる習性があり、

忙しく材の上を歩き回っているところを目にします。

赤い部分が目立つので、いるとすぐ見つけられますが、

エグリトラカミキリやキイロトラカミキリに比べると

出会える機会が少ない気がします。

 

 

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 2021年 7月 (兵庫県宝塚市

切り株で数匹の子が運動会をしていました。

なかなか静止してくれないで、撮影には根気がいります。

 

 

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2021年 7月 (兵庫県宝塚市

象牙色のトラ模様は、細かい毛で作られています。

 

 

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 2021年 7月 (兵庫県猪名川町

凸凹の材の上を長い脚で器用に動きます。

 

 

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 2021年 7月 (兵庫県宝塚市

珍しく葉っぱの上にいた子。

いつも材の上ばかりで見つけるので、緑がバックの写真は新鮮です。

 

 

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 2010年 6月 (兵庫県猪名川町

赤い胸部は凸凹状になっています。

 

 

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2010年 6月 (兵庫県猪名川町

ナガフトヒゲナガゾウムシ

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ナガフトヒゲナガゾウムシ  【Xylinada striatifrons

 

サイズ : 15mm
分 布 : 本州 ・ 四国 ・ 九州
時 期 : 5月 ~ 8月
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筒状の体形をしたナガフトヒゲナガゾウムシ。

一見するとカミキリムシの仲間にも見えますが、ヒゲナガゾウムシの仲間です。

北摂地域では、毎年ではありませんが、しばしば見かけます。

しかし自分の記録を見直してみると、7月だけしか会っていません。

 

ナラ系の伐採木や倒木以外の場所で見かけたことはありません。

多い年は、同じ木に複数集まっていることもあります。

寸胴で脚が短くとても(親近感の湧く)ユーモラスな子です。

  

 

f:id:D-JASPER:20210712232606j:plain 2021年 7月 (大阪府豊能町

 眼が突き出てて顔が恐く見えますが、とてもおとなしい子です。

ビックリすると死んだフリをします。

 

 

f:id:D-JASPER:20210712232642j:plain 2021年 7月 (兵庫県宝塚市

伐採木の窪みに隠れていた子。

数珠状の触角だけ窪みからはみ出していました。

 

 

f:id:D-JASPER:20210712232631j:plain 2021年 7月 (兵庫県宝塚市

身体中、小さな凹みが多数あります。

薄茶色の箇所は、毛が生えて模様になっています。

 

 

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 2021年 7月 (兵庫県宝塚市

薄茶色の毛の生え方で、模様が個体によって少しだけ違います。

 

 

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 2021年 7月 (兵庫県宝塚市

指でツンツンされて死んだフリをしている子。

短い脚と触角を身体にひっつけて、気配を消しています。

アカスジキンカメムシ

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アカスジキンカメムシ  【Poecilocoris lewisi

 

サイズ : 15mm ~ 20mm
分 布 : 本州 ・ 四国 ・ 九州
時 期 : 5月 ~ 8月
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カメムシ界の美麗種、アカスジキンカメムシ

緑と赤がとても綺麗に輝き、まるで宝石のようです。

(本物の宝石は持ってないのでイメージですが)

キラキラした初夏から夏場にかけて見ることが多く、

その美しい身体は緑の中に入り込むと、逆に目立たなくなります。

ヤマトタマムシもそうですが、このような美しい系の昆虫は

夏の陽射しが当たる緑の中では保護色の役目もするようです。

 

この子はカメムシの仲間でも、異臭を放つことは少なく、

実際試したことがありますが、指でツンツンしても匂いはほとんど出しません。

と言っても全くの無臭というわけではありませんが。

 

今年は昆虫ハイシーズンに梅雨入りしたことと、

週末の天候の巡り合わせが悪く、あまりフィールドに出れなかったので、

この子との出会いは久しぶりにテンションが上がりました。(^O^)

 

 

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 2021年 6月 (大阪府豊能町

カメムシの中でも中~大型の部類に入り、見つけると存在感あります。

でも、なかなか見つけらません。(>_<)

 

 

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 2021年 6月 (大阪府豊能町

葉っぱと茎を忙しそうに歩き回っていました。

 

 

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 2021年 6月 (大阪府豊能町

触角も青白く輝いていてお洒落です。

 

 

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 2021年 6月 (大阪府豊能町

葉っぱの上で息をひそめ、危険(私)が過ぎ去るのを待っている子。

 

 

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 2021年 6月 (大阪府豊能町

横顔。 

マヤサンオサムシ

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マヤサンオサムシ  【Carabus maiyasanus

 

サイズ : 25mm ~ 30mm

分 布 : 本州(北陸・近畿・中国東部)

時 期 : 4月 ~ 9月
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六甲山系の中央に位置する摩耶山の名前を持つマヤサンオサムシ

この子を含め、オサムシの仲間は翅が退化し飛べないため、

地域による個体差が大きくなります。

北摂地域で出会う子はマヤサンオサムシと呼ばれていますが、

亜種として、シガラキオサムシ、ヨウロウオサムシ、スズカオサムシ

地域による特性を持つ子が色々います。

 

飛べない分、歩くスピードは速くタフな印象があります。

獰猛な肉食性昆虫で、ミミズ等を生きたまま襲い食べます。

もちろん、死んだ生き物も食べますが。

 

 

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 2021年 6月 (大阪府豊能郡

イモムシを捕食中。ガッシリ嚙みついて放しません。

 

 

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2021年 6月 (大阪府豊能郡

上の写真と同じ子。食べる時も意外と動き回っていました。

 

 

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 2021年 4月 (兵庫県猪名川町

10分程、ゆっくり時間をかけて食事していました。

 

 

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  2010年 7月 (兵庫県猪名川町

アサマイチモンジ

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アサマイチモンジ  【Limenitis glorifica

 

サイズ : 27mm ~ 38mm
分 布 : 本州
時 期 : 5月 ~ 10月
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黒褐色の翅に、鮮やかな一文字模様を持つアサマイチモンジ。

漢字表記すると「浅間一文字」ですが、浅間山周辺に限らず

様々な場所で会うことができます。

と言っても、本州以外には生息してないようですが。

 

イチモンジチョウとよく似ていますが、

前翅にあるワンポイントの有無でその判断が付きます。

北摂地域には両種が生息しており、会う確率は半々くらいでしょうか。

近くで見ると意外と大きかったことに気づきます。

 

 

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 2021年 5月 (兵庫県猪名川町

初夏の陽気を浴びて、葉っぱにとまって休んでいた子。

 

 

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 2021年 5月 (兵庫県猪名川町

上の写真と同じ子。

ヒラヒラ飛び回っては、葉っぱで休憩を繰り返していました。

 

 

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 2021年 5月 (兵庫県猪名川町

翅を閉じてくれて、裏側も見せてくれました。

タテハチョウ科お馴染みの4本脚。 

 

 

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2020年 9月 (兵庫県猪名川町

葉っぱにとまっている子も見ますが、私の中ではこの姿が一番イメージ通りです。

地面で吸水中。 

 

 

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 2020年 9月 (兵庫県猪名川町

上の写真と同じ子。