ツチイナゴ
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ツチイナゴ 【Patanga japonica】
サイズ : 50mm ~ 70mm
分 布 : 本州 ・ 四国 ・ 九州 ・ 沖縄県
時 期 : 10月 ~ 6月
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秋になると現れる少し鮮やかな体色のツチイナゴ。
背中には白色のラインが走っており、目の下には黒い部分があるのが特徴です。
この種は、基本的に成虫越冬しないバッタの仲間で、唯一成虫越冬する子です。
9月半ば頃から出現する成虫は、そのまま越冬し、春になると産卵します。
冬場は冬眠はせず、できるだけ日当たりの良い暖かい環境に身を置いて耐え忍ぎます。
雪が少なくなったとは言え、毎朝霜が下りる北摂の冬を一生懸命過ごしています。
そんな辛い生活のせいか、目の下の黒い部分は、まるで涙の痕の様に見えます。
春、温かくなった頃、元気に飛び回る子を見れば、本当に嬉しくなります。(^O^)
名前は「ツチイナゴ」ですが、鮮やかな色合いの身体です。
成虫になった直後くらいの子。
真冬の雑木林で出会った子。落ち葉の下でしっかり生きていました。
幼虫。幼虫の間は鮮やかな黄緑色をしています。
幼虫。「涙の痕」は幼虫の頃からあります。
幼虫。成虫に向かって一生懸命葉っぱを食べていました。