ハラビロカマキリ
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ハラビロカマキリ 【Hierodula patellifera】
サイズ : 45mm ~ 70mm
分 布 : 本州 ・ 四国 ・ 九州 ・ 沖縄県
時 期 : 8月 ~ 11月
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胸部が短く、ずんぐりむっくりした体型が可愛いハラビロカマキリ。
その容姿にとても親近感を感じます。(^_^;)
他のカマキリ科の仲間より、草木の上で静止していることが多く、
近付いてきた昆虫や小動物を捕食します。
秋も深まると、雌は卵嚢を木の幹や枝に産み付けます。
そのままの状態で越冬し、翌年の5月頃から小さな幼虫が出てきます。
カマキリの仲間が、高い場所に卵嚢を産み付けるとその冬は積雪が多くなり、
逆に低い場所に産み付けると、雪の少ない冬になると言われます。
一度確認しようとしたのですが、最近は北摂の積雪がほとんど無いので、
あまりよくわかりませんでした。(>_<)
体型のせいか、ハリガネムシに寄生される子が多いようです。
道路で踏み潰された子の周囲には、必ずと言っていい程、
ハリガネムシが横たわっています。
ハリガネムシは水棲生物で、寄生したカマキリを水の中に誘導します。
花に集まる昆虫を狙って、葉っぱになりきっていました。
上の写真と同じ個体。
目の前をコアオハナムグリが通りかかったが、捕食することなく見過ごした。
お腹減ってなかったのかな。
上腕部の黄色の点々と、背中の白い斑点がこの種の特徴です。