ヤツボシツツハムシ
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ヤツボシツツハムシ 【Cryptocephalus peliopterus】
サイズ : 7mm ~ 8mm
分 布 : 本州 ・ 四国 ・ 九州
時 期 : 4月 ~ 8月
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テントウムシのような小さなヤツボシツツハムシ。
それでも、ツツハムシの中では大きい方の種類になります。
雑木林から郊外の公園や花壇などでも見かけます。
イタドリの葉を食べるので、分布が広いからだと思います。
また個体差も大きく、黒い斑点の大きさや濃さは様々です。
今年の8月は雨が多く、ほとんどフィールドに出れませんでした。
この子は数少ない出会いの1つです。
雨天の合間の僅かな晴れ間に出てきた子。
上の写真と同じ子。
正面からお顔を撮影。
よく見ると排泄中でした。(汗)失礼しました。
この子も排泄中でした。
この撮影場所には、毎年必ず現れます。
そんなにこの葉が美味しいのでしょうか。(^O^)
ヒグラシ
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ヒグラシ 【Tanna japonensis】
サイズ : 35mm ~ 45mm
分 布 : 北海道 ・ 本州 ・ 四国
時 期 : 6月 ~ 9月
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カナカナカナ・・・・と、少し寂し気に鳴くヒグラシ。
薄暗い林や夕暮時に鳴くので、いっそう哀愁を感じさせられます。
もっとも、間近で聞くと他のセミ同様、けっこう大きな声ですが。
山道を歩いていると、慌てて飛び出してくる子を目にします。
そう言えば、私の父親はヒグラシとは言わず、カナカナゼミと言っていました。
幼少期、夏休みの家族旅行を楽しみにしていて、
山間部に行くと、必ずこの子の声を聞いていました。
夕方や早朝に鳴くので、日帰旅行では声を聞くことがほとんど無く、
泊りの旅行に行った時だけ聞ける鳴き声でした。
しかし、私が小学生の頃、母が病で外出できなくなり、
数年後、父が急にあちらの世界へ旅立ちました。
それから家族旅行が無くなってしまったので、
幼少期の頃の、両親との思い出の鳴き声です。
(母はだいぶ経ってから元気になり、今は趣味に没頭してます)
今年、コロナ禍ではありますが、4才の長男にこの声を
聞かせる機会がありました。
セミはクマゼミしか知らないので、どこまで理解できたかはわかりませんが
何となくでも耳に残ってくれればいいなと思っています。
私が両親にしてもらったように。
と同時に、子供が成人する頃までは生きないと、、、と改めて思いました。
ということで、今週から摂生を始めました。
そんなことを感じた令和3年のお盆でした。
翅の付根に赤いダニがいますね。
この日、昼間は全く鳴いてくれませんでした。
上の写真と同じ子。
この種は、針葉樹にもよくいます。
陽が傾いてきたころ、元気に鳴き出します。
ミヤマクワガタ
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ミヤマクワガタ 【Lucanus maculifemoratus】
サイズ : ♂ 45m ~ 75mm 雌 30mm ~ 40mm
分 布 : 北海道 ・ 本州 ・ 四国 ・ 九州
時 期 : 6月 ~ 9月
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樹液レストランの夜の常連客、ミヤマクワガタ。
北摂地域ではノコギリクワガタと並び、よく見られるクワガタです。
男の子の頭部は、両端が張り出しているのが特徴です。
ガンダムぽくってなかなかかっこいいですね。
それでも、最近は出会える機会が昔と比べ減ってきたでしょうか。(>_<)
見た目は強そうですが、北摂地域では以下の力関係になっているように思います。
(あくまで素人の個人的見解)
この種は成虫越冬せず、秋を前に寿命が尽きてしまいます。
残り少ない夏を精いっぱい生き抜いてほしいですね。
子供の頃からのヒーローは、今でも変わりはありません。
今年出会った男の子。やっぱりかっこいいです。(^O^)
今年出会った女の子。脚の付根裏側が金色に見えるのが特徴です。
上の写真と同じ子。
樹液レストランの木にいました。
女の子も風格があってカッコいいです!
箕面の滝道で出会った子。暑かった。。。。
なかよしさん。
薄暮だったのでストロボ撮影しました。。。邪魔してごめんね。
撮影場所は、今年撮影した1枚目の写真と同じ場所。
もしかすると1枚目の写真の子は、この子達の孫の孫の孫・・・かもしれません。
ハリカメムシ
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ハリカメムシ 【Cletus schmidti】
サイズ : 10mm ~ 13mm
分 布 : 北海道 ・ 本州 ・ 四国 ・ 九州
時 期 : 4月 ~ 10月
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梅雨が明け盛夏になると出会う機会が増えるハリカメムシ。
地味な体色ですが、まるで裃のように胸部の両端が張り出しています。
個人的には、夏場に一番よく見るカメムシです。
と同時に、この子がたくさん現れると夏のピークがもうすぐで、
あっという間に秋に向かう寂しさを感じさせてくれる子でもあります。
この子に限らず、カメムシの仲間は植物の汁を吸う種が多いので害虫とされ、
また嫌なにおいを発するので嫌われモノのイメージですが
個人的には種類が多くバラエティに富んでいるので、好きな昆虫です。
(でも、あの匂いは嫌いです!)
夕立が降る直前、草むらから飛んできた子。
上の写真と同じ子。
よく見ると、左後脚の付根に赤いダニがいます。
初夏の陽気を浴びて出てきた子。
ヨウシュヤマゴボウの木にたくさん集まってた子。
上の写真と同じ子。真横から撮らしてもらいました。
ヨウシュヤマゴボウの実を背景に撮影。
白い花の汁をストローで吸いながら、なかよし中。
限られた時間内で、生きることと子孫を残すことで大忙しです。
ゴマダラチョウ
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ゴマダラチョウ 【Hestina persimilis】
サイズ : 35mm ~ 50mm
分 布 : 北海道 ・ 本州 ・ 四国 ・ 九州
時 期 : 5月 ~ 9月
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樹液レストランの常連客、ゴマダラチョウ。
お洒落な黄色のストローで美味しそうに樹液を吸う姿をよく目にします。
夕立のあとは、地面で吸水することも。
運が良ければ、私の汗を吸いに身体にとまってくれることもあります。
成虫は樹液に、幼虫はエノキの葉を食草にしています。
これは国蝶オオムラサキと同じ生態です。
北摂の里山にはオオムラサキも生息していますが、見る機会は少なく、
この子の方が馴染みが深く、親近感があります。
コナラの樹液を吸いに来た子。
タテハチョウ科なので、脚は4本です。
ストローが黄色でカッコいいです。
翅を広げてくれました。
春型の子。夏型よりも全体的に白っぽいです。
コオニヤンマ
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コオニヤンマ 【Sieboldius albardae】
サイズ : 75mm ~ 95mm
分 布 : 北海道 ・ 本州 ・ 四国 ・ 九州
時 期 : 6月 ~ 9月★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
夏が本格的に始まると現れるコオニヤンマ。
小型のオニヤンマということで、「コオニヤンマ」と名付けられました。
しかし、実際は、どこが「小」やねん!と突っ込みたくなるくらいデカいです。
しかもこの子はヤンマ科ではなく、サナエトンボ科です。
名前を付ける時に、もうちょっと考えてほしかったなぁと思います。
北摂では、ほぼ毎年出会える子で、今年も会えてホッとしました。(^O^)
複眼が離れているのがサナエトンボ科です。
オニヤンマ等、ヤンマ科の子は複眼がくっついています。
上の写真と同じ子。
梅雨明けの晴れた朝に出てきてくれました。
上の写真と同じ子。
真上から撮ってみました。首をかしげたみたいでかわいいです。
地面で何かがのた打ち回っていたので見に行くと、
コオニヤンマと大きな蛾(オオミズアオ)の壮絶なバトルが
繰り広げられていました。
毛だらけになった顔が、戦いの凄まじさを物語っています。
生きることの大変さを感じさせられた日でした。
モンキゴミムシダマシ
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モンキゴミムシダマシ 【Diaperis lewisi lewisi 】
サイズ : 5mm ~ 8mm
分 布 : 北海道 ・ 本州 ・ 四国 ・ 九州
時 期 : 5月 ~ 10月
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朽ちた倒木に生えたキノコに集まるモンキゴミムシダマシ。
梅雨時期に雑木林を歩くと、意外とキノコを食する昆虫が
多いことを知らされます。
この子も1cmにも満たない小さな子ですが、集団でキノコ食堂にいました。
食べ物に囲まれている世界はどんな気分なんでしょうね。
基本的にキノコが生える場所は、日陰で湿度が高い場所です。
出会えるのは嬉しいですが、写真撮影は苦手です。(>_<)
地面に這いつくばい、滝のように流れる汗を拭きながら、
無理な態勢でブレないようにカメラを保持し、
そして何よりも、誰も通りかからないことを祈りつつ。(笑)
白いキノコにいた子。触角の形状がかわいい。
上の写真と同じ子。
明るい場所で見ると、オレンジの部分がもっと美しいです。
翅には光沢があって、自分が映り込んでしまいそう。
こうして見ると、頭部の半分くらいが眼になっています。
たくさん集まっていました。
この後2頭ともキノコの裏側に隠れてしまいました。