ニホンカナヘビ
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ニホンカナヘビ 【Takydromus tachydromoides】
サイズ : 150mm ~ 250mm
分 布 : 北海道 ・ 本州 ・ 四国 ・ 九州
時 期 : 3月 ~ 11月
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小さな虫たちが動き出す春、それらを食料とする者たちも動き出します。
カナヘビもその者たちの一種。
名前に「ヘビ」が付くけど、れっきとした「トカゲ」の仲間。
漢字で書くと「愛蛇」だそうです。
昔から人間の生活に溶け込んできた存在だということがよくわかります。
私がよく訪れるフィールドでは、ニホントカゲより高い頻度で見かけます。
スマートな体で俊敏に動き回り、人の気配を感じるとすぐに姿を隠すけれど、
茂みをカサカサさせながら存在感をアピールしてくれます。
たまに木に登っている子を見かけることも。
トカゲ同様、身の危険を感じるとその長い尾を自ら切って逃げます。
一度切った尾は再生はしますが、元の美しいスマートな状態には戻らない。
個体の寿命も縮むし、まさに一世一代の尻尾切りです。
人間が興味本位で尻尾切りをさせることは、絶対やめてほしいですね。
伐採木に集まる昆虫やクモを求めてやってきた。
まだ肌寒い5月初旬、石の上でじっと体温が上がるのを待つ。