ミヤマセセリ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
ミヤマセセリ 【Erynnis montanus】
サイズ : 15mm ~ 22mm
分 布 : 北海道 ・ 本州 ・ 四国 ・ 九州
時 期 : 3月 ~ 5月
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
早春の雑木林を飛ぶ春の使者、ミヤマセセリ。
北摂地域では3月中旬くらいから姿を見せ、
4月末頃には、ほとんど見ることができなくなります。
六甲山等、ある程度の標高がある場所でも5月中旬頃までしか会えません。
成虫越冬する種とは違い、この子は幼虫で越冬し、
早春にいっせいに成虫になって現れます。
虫好きにはシーズン到来を告げる、春の使者なのです。(たぶん)
日当たりの良い里山の地表をせわしなく飛び、
翅を広げて地面にとまります。
3月は花もまだ少なく、小径で吸水しているところをよく目にします。
そのせいか、新緑や花のない地味な図柄になってしまいます。(^_^;)
セセリチョウの仲間ですが、翅を広げてとまります。
新緑より早く現れ、新緑が終わる頃に消えていく不思議な蝶です。
エキゾチックな模様をしていると思うのですが、
落葉に紛れるとなかなか見つけられません。
この日は3頭に会いましたが、なぜか男の子ばっかりでした。
毎度おなじみのお食事中のお顔。
長いストローで地面の水を吸っています。
美しい蝶ですが、この時期は地味な写真ばかりになってしまいます。
ピンクのお花とツーショット。
この子は前翅の白帯の色彩が濃いので女の子です。
★神戸どうぶつ王国★
たまには趣向の異なった記事を。
そもそもこのブログは、私の子供が生き物に興味を持った時、
写真を見ながら説明をできるよう、備忘録感覚で始めたもので、
家から比較的近い北摂地域で出会った生き物を記事にしてきました。
とは言っても、私は子育て世代の貧乏サラリーマンで、
週末も忙しく、自分の思うように自然観察ができない期間も多々あります。
どこのお父さんも同じだと思いますが・・・(>_<)
私の週末の過ごし方の優先順位は・・・
①仕事関係の付き合い > ②家庭サービス > ③草野球 > ④自然観察 です。
今回は②の一環で、最近動物園に興味を持ち始めた子供を連れて
「神戸どうぶつ王国」へ行ってきました。
いずれ自然に興味を持って④を一緒にしたいと願っている父親の策略でもあります。(笑)
それにしても、最近の動物園はずいぶん昔と違いますね。
昨年、天王寺動物園に30年ぶりぐらいに行きましたが、すっかり変わってました。
神戸どうぶつ王国は、動物との距離がめちゃくちゃ近いです。
すぐ手を伸ばせば触れられそうなくらいの距離の展示です。
一部屋外エリアもありますが、基本は屋内で雨が降ってても大丈夫です。
眠そう・・・(笑)
ウマが2頭と、ロバ、ミニチュアホースが展示されていました。
時間が合えば乗馬もできるようです。
身体は馬より大きいですが、長いまつげがかわいいです。
アカカンガルーとアキシスジカ。
仲良く食事をしています。
とても大人しくて、子供も怖がらず触れ合っていました。
アキシスジカ。
スマートでカッコいいシカですね。
ケープペンギン。
この子は極地ではなく、アフリカ大陸に棲む種類です。
長男の一番のお気に入り、レッサーパンダ。
木登りが上手で、細い枝の先まで早足で上っていました。
ふさふさの毛がぬいぐるみみたいです。
「ゴハンちょ-だい!!」って大きな声で鳴いていました。
細かく動く姿がとってもかわいいです。
マーラ。
2才の誕生日を迎えたばかりの長女のお気に入りの子です。
この子も大人しく、子供と触れ合ってくれていました。
クーガー(ピューマ)。
私が見た時はずーっと寝てました。(^_^;)
ガラス1枚を隔てただけの展示で、迫力があります。
子供たちの大人気でした。
これでも、トラの仲間では世界最小だそうです。
骨をかじるシンリンオオカミ。
身体は大きい犬くらいサイズですが、目つきが違います。
自然界では出会いたくないですね。
アメリカクロクマ。
ディズニーのプーさんやテディベアのモデルだそうです。
この子も迫力があり、自然界では絶対出会いたくないです。
くまのプーさんもハチミツが無くなったら・・・って考えると怖いです。(笑)
フタユビナマケモノ。
すぐ目の前をゆっくり動くユーモラスな子。
木から降りるのは、週に一度の排泄の時だけだそうです。
いつも熱帯の森ゾーンの通路の上にぶら下がった木の上にいる子。
細い木の上を器用に歩いています。
世界三大珍獣の1種、コビトカバ。(他の2種はパンダとオカピ)
写真ではわかりにくいですが、トラと同じくらいのサイズです。
これでもう大人。
動きも予想より素早く、池と陸地を行ったり来たりしていました。
アメリカバク。
ちょうど食事が始まったところで、この子に向かって
2才の長女が「ニンジン、チョーダイ」を連呼しました。
めっちゃ恥ずかしかったです。(汗)
2才の長女は「パンダさん!」と言っていました・・・。
とてもカラフルなベニコンゴウインコ。
動かなければ、まるで置物のようです。
モモイロペリカン。
近くで見ると大きな鳥でした。少し飛んだだけでも大迫力です。
ここの看板動物でもあるハシビロコウ。
この子はほとんど動きません。
生息地のアフリカでは肺魚を主なエサとし、
息継ぎで水面に上がってくるのをひたすら待っているようです。
リラックス中のワオキツネザル。
お腹は真っ白なんですね。
木から木へ、上手にジャンプしながら移動します。
現在、コロナ感染の影響で営業時間も短くなり
動物のショーも多く中止されています。
それでもじゅうぶん楽しかったですし、子供達も大満足でした。
アオサギ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
アオサギ 【Ardea cinerea】
サイズ : 800mm ~ 1000mm
分 布 : 北海道 ・ 本州 ・ 四国 ・ 九州
時 期 : 通年(北海道は夏季)
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
河川や水田など、水辺でよく出会うアオサギ。
頭頂部が黒色、羽が灰色で、サギの仲間では日本最大種です。
街中でも普通に見られ、淡水域に限らず海岸でもよく見ます。
肉食傾向が強く、魚やカエルはもちろん、ヘビやネズミなども
その細長いくちばしで器用に捕まえ食べてしまいます。
30cm程のコイをくちばしで突き刺したあと、
頭から丸呑みするのを実際に見たことがありますが、
細長い首をスルっと通過させ、何もなかったように飛んでいきました。
子供と遊びに行った昆陽池公園で撮影した子。
くちばしと脚が婚姻色のピンク色になってきています。
3月になればもう少し濃いピンク色でとっても鮮やかになります。
湿地帯をエサを探しながら恐竜のように歩く子。
上の写真と同じ子。
エサを見つけ、首を伸ばしたところ。
首をすくめた状態。
上の写真と同じ子。
5分程モデルをしてくれましたが、この後、すぐに飛んでいきました。
2020年 6月(大阪市天王寺区) *北摂地域ではありません。
天王寺動物園のアシカプールで、エサのおこぼれを狙っていた子。
微動だにせず、観客からは「あれ、置物?」との声が出ていました。
恋の季節が終わり、くちばしは地味な色になっています。
シロハラ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
シロハラ 【Turdus pallidus】
サイズ : 250mm
分 布 : 本州 ・ 四国 ・ 九州 ・ 沖縄県
時 期 : 冬季
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
冬の里山で、薄暗い茂みの中で落葉をガサガサしているシロハラ。
街中の大きな公園や寺社、河原などでも見かけることがあります。
山道を歩いている時、姿は見えないけど藪中から「ガサガサ」と聞こえれば
大抵この子が一生懸命、落葉をひっくり返しエサとなる
木の実や小動物を探しているところです。
頭から羽にかけて茶褐色で、お腹はその名のとおり白くなっています。
個人的には、目の周囲とくちばしの黄色がチャームポンとだと思います。
北摂地域では毎冬多く会えますが、数年前、ほとんど会えなかった年がありました。
とても心配しましたが、翌年は例年どおり会えてホッとしました。
たまたま私だけ会えなかったのかもしれませんが。
夏季は東アジアやロシアで繁殖し、冬季に日本へ渡ってきます。
普段は単独行動が多いですが、渡りをする時は集団になるそうです。
ふかふか落葉に身体を半分くらい沈めて、一生懸命食べ物を探していた子。
一瞬顔を上げて、カメラ目線になってくれました。
雪がチラチラする日、茂みから出てきて石垣の上でポーズをとってくれた子。
ピョンピョンはねながらエサを探していた子。
上の写真と同じ子。
目の周りとくちばしの黄色がとっても素敵です。
カルガモ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
カルガモ 【Anas zonorhyncha】
サイズ : 550mm ~ 600mm
分 布 : 北海道 ・ 本州 ・ 四国 ・ 九州
時 期 : 通年(北海道は夏季)
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
大きな池や河川だけでなく、街中を流れる小さな川に来ることもあります。
個人的にはゴルフ場の池でよく見る気がします。
ボールを当てたり、池ポチャして驚かせたらいけないと思って打つと
必ず池ポチャになります。(>_<)
でも幸い、カモさんにボールを当てたことはありません。
食性は基本的に草食で、植物の葉や種子を食べますが、
たまに魚や貝類を食べることもあるそうです。
カルガモは親子で列を作って歩く姿が有名ですが、私は見たことがありません。
いつかそんな写真を撮りたいと思います。
虫や鳥を探しに行きたい私と、一人で美容室に行きたい妻と、
どうしても公園に行きたいと暴れる怪獣2匹子供2人の希望をかなえるべく、
自転車の前後にチビを乗せ、服部緑地公園へ行った時撮った子。
この子も服部緑地で撮った子。
鳥撮りを始めた頃、練習で昆陽池に行った時撮影した子。
上の写真と同じ子。
真ん丸の身体を揺らしながら、こちらに近づいて来てくれました。
ホオジロ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
ホオジロ 【Emberiza cioides】
サイズ : 150mm ~ 170mm
分 布 : 北海道 ・ 本州 ・ 四国 ・ 九州
時 期 : 通年
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
冬になると地面で種子等をついばむ姿をよく見かけますが、
林縁にある畑では、2羽仲良く地面で食べ物を探しています。
人影を感じたとき以外は、高い所にとまることはあまりなく、
地面や比較的低い樹木にいるイメージが強い子です。
因みに、一度つがいになると片方が命を落とすまで添い遂げるそうです。
私の目の前に下りてきて、数秒の間モデルになってくれた子。
地面でエサを探していた子。こちらへ歩いてきてくれました。
地面を歩いていた子。
木にとまった子。長い尾がカッコいいです。
ジョウビタキ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
ジョウビタキ 【Phoenicurus auroreus】
サイズ : 150mm
分 布 : 北海道 ・ 本州 ・ 四国 ・ 九州
時 期 : 冬季
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
冬に出会う代表的な小鳥、ジョウビタキ。
大阪市内でも公園や河原で見かけることがあり、
冬の訪れを知らせてくれる鳥でもあります。
因みに夏場は中国北東部やロシアで繁殖するようです。
単独で行動することが多く、群れをなすことはありません。
また、警戒心が薄いのか、私の目の前に降り立って
愛想をふりまいて遊んでくれることもあるとってもかわいい子です。
銀色の頭と黒いお顔がダンディな男の子。
上の写真と同じ男の子。お腹はオレンジ色です。
上の写真と同じ子。雲間から陽が差すと輝いて見えました。
こちらは女の子。全体的にグレーっぽい感じですね。
背伸び中。
上の写真と同じ子。
上の写真と同じ子。
なかなかこちらを向いてくれなかったけど、最後にお顔を見せてくれました。