ナガニジゴミムシダマシ
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ナガニジゴミムシダマシ 【Ceropria induta】
サイズ : 8mm ~ 10mm
分 布 : 北海道 ・ 本州 ・ 四国 ・ 九州
時 期 : 4月 ~ 9月
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虹色に輝く上翅を持つナガニジゴミムシダマシ。
朽木や倒木に集まる習性があり、あまり目立たない子ですが、
見つけた時は、その美しさに思わず見入ってしまいます。
この種は、非常によく似た外見の種類が複数います。
もしかしたら、この子達も別種かもしれませんが、
拡大した写真と、撮影地で過去に採集した標本を何度も見返し、
今回はナガニジゴミムシダマシとさせていただきました。
この子は、捕まえると異臭を放ちます。
美しいからといって、簡単に手を出すと嫌な思いをします。
↑↑
(深い意味はないです。笑)
異様に早い梅雨入りをした今年の日本。
ジメジメした不快な季節ですが、大喜びしている虫達もいます。
キノコやカビ類を主食とするこの子も、間違いなくその一種です。
でも、虫さん達に会いに行けなくなるので、
週末だけは雨が降らないことを祈るばかりです。
伐採木に集まってきた子。
梅雨の合間の晴れの日、倒木に生えた苔の上を歩き回っていた。
上と同じ倒木にいた別の子。白いキノコの下から出てきた。
枝の先端で立往生していた子。この後、ポトンとしたに落下した。(^_^;)
夕立のあと、切り株の間から顔を出した子。
なぜこんなに美しい翅を手に入れたか、虫の世界は本当に不思議です。