キスジコガネ
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キスジコガネ 【Phyllopertha irregularis】
サイズ : 10mm ~ 12mm
分 布 : 本州 ・ 四国 ・ 九州
時 期 : 4月 ~ 7月
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緑とも紫とも見えるメタリック系の身体のキスジコガネ。
名前のとおり、前翅には黄色の帯が目立ちます。
地域や個体によっては、黄色の帯が無いこともありますが、
北摂地域で出会う子は、ほぼ黄色の帯があります。
新緑が美しい春のキラキラした陽気になると現れる種類で
その優しい春の光に当たると、全身が美しく輝きます。
とても毛深い子なので、本当はもっと美しいのかもしれません。
また、三又になった触角も特徴的ですね。
このサイズのコガネムシの仲間は草食傾向が強く、
この子も広葉樹の葉を食します。
また幼虫は植物の根を食べるので、害虫扱いされることもありますが、
同様のコガネムシの仲間では、見る機会が少ないので
嫌われモノのイメージはあまりありません。
甲虫類も多く姿を見せてくれる季節になりました。
時間の許すかぎり、今年もいろいろ出会いを求め
野山を行ったり来たりしたいと思います。
倒木の枝で休んでいた子。カメラを向けると一目散に走りだしました。
光の当たり具合によると、とても輝いて見えます。
切り株の上にとまっていた子。
片方だけ自慢の触角を開いてくれました。