アキアカネ
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アキアカネ 【Sympetrum frequens】
サイズ : 35mm ~ 45mm
分 布 : 北海道 ・本州 ・ 四国 ・ 九州
時 期 : 6月 ~ 12月
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最も一般的な赤とんぼの一種、アキアカネ。
秋になると里山のたんぼや畑の上を群れをなして飛んでいます。
長生きする個体は、12月に入っても元気に飛び回る姿を見せてくれます。
トンボの仲間は肉食で、他の小さな虫等をエサとしており、
けっこうな大食いで2日間もエサを捕らえられなければ餓死してしまいます。
晩秋でも赤とんぼを見るということは、その地域ではエサとなる生き物も
まだ活動している証でもあります。
逆に高温に弱く、6月に孵化した個体は盛夏の間は高山に移動します。
そして、日中の気温が30度に届かなくなった頃、里山に降りてきます。
この子が「アキアカネ」と呼ばれるようになったのは、この習性のため、
秋になると突然見かける機会が多くなったからでしょうね。
産卵は水田や泥地に行い、春、水田に水を張る頃に孵化します。
里山の人とのつながりが深いトンボでもあり、水田に農薬がまかれると
個体数も一気に減ってしまいます。
いつまでも「黄金色に実った田んぼ上を飛ぶ赤とんぼの群れ」が
見れるようにと願うばかりです。
木製の道標にとまった子。
赤とんぼの中でも、がっしりした体型をしています。
上の写真と同じ子。複眼の模様がかっこいい。
お顔を拝見。