コバネイナゴ
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コバネイナゴ 【Oxya yezoensis】
サイズ : 18mm ~ 40mm
分 布 : 北海道 ・ 本州 ・ 四国 ・ 九州
時 期 : 7月 ~ 11月
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北摂の里山や郊外で、一番出会う機会の多いバッタ、ハネナガイナゴ。
名前のとおり翅が短く、腹部の端を越えることはほとんどありません。
腹部の端を越えるよく似たハネナガイナゴという種も北摂では混生していますが、
こちらは身体がコバネイナゴよりスマートなので何となく雰囲気で分わかります。
夏場から成虫が発生し、初冬まで姿を見ることができます。
11月に入って畑作業を手伝っていると、この子とホソヘリカメムシとツヤアオカメムシの
3種類が肌寒い中、元気に活動しているのをよく見ます。
身の危険を感じると、とまっている草の反対側に隠れる習性があります。
この終生はバッタに限らず、草むらに棲む昆虫に多く見られる特徴です。
跳躍力に優れるかわりに、翅を広げて飛んで逃げることは苦手なようです。
草むらで静止していると、なかなか見つけにくい子です。
ちょっと翅の短い子。
山中の少し開けた場所で日向ぼっこしていました。
伐採後、放置された竹の上にいた子。
特に翅の短い子でした。
幼虫。小さくてかわいい子でした。